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オレンジ宇宙制作室(創作文章ブログ)

お花見

 痛みを感じて、少しスカートを持ち上げて見ると、白い脛に薄い花びらがへばりついていた。
 肌と同じくらいの色だったのが、私の血を吸って、あっという間にピンクから赤へと移り変わる。
「だから雨の日にお花見なんて嫌だって言ったのに」
 私の抗議を無視して、彼は暗赤色の花びらを舐めとると、おいしそうに目を細めた。
 脛には花びらの形の痣が残った。桜の跡はこれで三つ目だった。




(注)直前の作品の転(またはその周辺)を起にしてつなげる試みです。登場人物は全く別の人だと考えて読んでください。
2016.04.07 22:55(Thu)| カテゴリー:単品 | 個別表示 |
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